吹奏楽マガジン バンドパワー 吹奏楽マガジン バンドパワー
吹奏楽マガジン バンドパワー
リレー・エッセイ >> エッセイ・インデックス
第1回 植田 薫氏
☆オンラインでの吹奏楽の盛り上がり☆
2000年6月

Band Peopleのネット上での復活、おめでとうございます。それから、新年明けましておめでとうございます。世界一のファンキーバンドを目指す、福井県立武生東高等学校吹奏楽部顧問の、植田”JBおるが”薫です。
 記念すべきミレニアムの年に、吹奏楽が飛躍的に発展することを願って、またその発展にこのHPが大きな力になってくれることを期待して、少しばかり書かせてもらいます。

 このHPをご覧になっている方なら、近年のネット上での吹奏楽フィーヴァー(敢えて使う死語)はよ〜くご存じですよね。特に99年は、吹奏楽団や学校吹奏楽部、業者や関連団体のHPが急増し、個人のサイトも続々出現した年でした。1日に何百ものカウンタをかせぐ個人(特に若い人)のサイトも多いようです。吹奏楽界で活躍する作曲家・演奏家や先生方の中にも、積極的にネット上に登場する人が多くなってきました。かく言う私も、4月末に、吹奏楽とファンクミュージックを二本柱としたHPを公開、おかげさまで年末までに15000アクセスを達成しました。(若い人達のHPのアクセス数にはかないませんけどね。)
 これらのページは皆、吹奏楽に対する愛情や熱意にあふれ、チャットや掲示板には大勢の人が訪れて吹奏楽の話題に花が咲いています。おびただしい吹奏楽情報が行き交い、個人や団体同士が知り合い、どんどん輪が広がってゆく。すごい時代になったと実感しています。
 一方で、トラブルも起こっています。コンクールでの演奏批判や、中傷・嫌がらせなどエチケットに関するもの、MIDI等での再生や楽譜に関する著作権の問題など。ネットを利用する私達みんなが、よく考えながらルールやマナーを作ってゆく必要があるでしょう。
 ともあれ、インターネットという新しいメディアが、吹奏楽に新しい息吹を吹き込んでいることは間違いありません。

☆オンラインから、オフラインへ

 さてさて、しかしながら、オンラインのヴァーチャル吹奏楽ワールドの盛り上がりに比べ、オフライン即ち実世界での吹奏楽はどうでしょう。
 吹奏楽の存在が、そしてネットでの盛り上がりの事実が、残念ながら世間に広く認知されているとは言い難い状況でしょう。オンラインは、多くの人が見ていても、いわばパーソナルな机上での出来事で、その熱気も(オフ会という内部での盛り上がりはあっても)、関係者以外にはあまり伝わっていないのではないでしょうか。一方、丸谷先生がひとたびTVで紹介されただけで、家庭や世間での大きな話題となる。インターネットが急速に普及してきたとはいえ、まだまだTVや新聞の影響力にはかなわない部分があるということも事実なんですよね。
 
で、どうするか。

 ここの読者の皆さんにできることは、まずはオンでの情熱を、オフでも余すところなく示してゆくことでしょうか。演奏者として、ネット上では絶対に伝えることのできない吹奏楽の魅力を生の演奏によって伝えること。私と本校は、「ファンキー」という切り口で吹奏楽を面白くしてやろうという活動を続けていますが、それぞれの団体が、個人が、それぞれの立場から、吹奏楽の魅力を広く伝えてもらいたいものです。−−−結局ごくあたりまえのことに過ぎないんですが、日々加熱してゆくオンの世界に比べると、実際の吹奏楽活動は停滞または後退しているように感じてならないので。−−−
 オンでの情報・アイディア交換、広報活動と、オフでの演奏活動が効果的に絡まって、吹奏楽がレベルアップし、メジャーな存在になるという私の初夢が、そう遠くない将来に正夢になることを祈っています。
 今回は抽象的な提案しかできませんでしたが、これからもここや私や他のたくさんのHPを通し、吹奏楽の発展のため、意見を交換していきたいと思ってます。皆さん、これからも、オンオフ両面でのおつきあいをよろしくお願いしますね!

「JBおるがの"ぴっくあっぷざぴーせず!"」http://www.mitene.or.jp/~kaoru-jb/


■ PROFILE ■

 小学校時代からトランペットに親しみ、県立藤島高校時代には全日本吹奏楽コンクール本大会に出場。成城大学時代には、辻 仁成、桑名正博等のバンドに参加。卒業後故郷に戻り、武生東高校開校時より顧問をつとめる一方、J.B.ORGA(じぇい・びい・おるが)の芸名で、地元ファンクバンド「ザ・ニュービーズ」のヴォーカリストとしても活躍中。そのユニークさがNHK総合TV「日本全国名物先生」で紹介されたこともある。
 武生東高では、全国大会出場4回。黒人音楽をベースにしたファンキーな編曲、演出、振り付けで吹奏楽界に独自のジャンルを築いている。平成9年度福井県文化協議会新人賞受賞。北陸吹奏楽連盟事務局長、福井県吹奏楽連盟副理事長。ファンク・ミュージックと林檎印のコンピューターを愛する国語教師

>> ニュースインデックスページに戻る
吹奏楽マガジン バンドパワー
吹奏楽マガジン バンドパワー
jasrac番号 吹奏楽マガジン バンドパワー