吹奏楽マガジン バンドパワー 吹奏楽マガジン バンドパワー
BPセミナー/サクソフォーン
text:大貫 茜(Sax奏者)
VOL.3 楽器のセッティングとチューニング


 皆さん、こんにちは!
 第3回サックスセミナーです!

 前回は、マウスピースでの音出しについてでした。
 いかがでしたか?

 …とその前に正しい、セッティングでリードを装着していますか?
 マウスピースできちんと音を出すには、息ももちろん必要ですが、セッティングの仕方によっては息が入りにくい場合もあります。

 もう一度確認してみましょう!

■リードのセッティングの仕方

 リードをマウスピースに装着する場合の手順を確認してみましょう。
 マウスピースにリガチャーを入れる→リードをはめる。
 リードを先にマウスピースに装着してはいけません。なぜなら後から着けるリガチャーによって、せっかくのリードが傷ついてしまう場合があるからです。
 マウスピースにリガチャーを装着した後、リードをお尻の部分からリガチャーにはめて、ネジを締めます。

 リードはマウスピースに対して真っ直ぐに装着しているか。リードはマウスピースの上部分からはみ出していないか、また下に下げすぎていないか…
 リードを上にあげると抵抗感が強まります。逆に下げると抵抗感はなくなります。
 丁度よく装着するのは難しいので、髪の毛一本分くらい下げてみるとよいでしょう。

 それからリガチャーのネジは締めすぎていませんか?ギュウギュウに締めてないか今一度確認をしてみてくださいね。

 リガチャーも消耗品なので大切に扱いましょう。

 上記に書いた通り、これらの関係がうまくいっていないと、息が入りにくくなります。

 それらが確認できたら、楽器本体を組み立てみましょう!

■ネック

 本体を組み立てる前にネックにマウスピースを入れます。

 さて、どのくらいマウスピースを入れればいいのか…
 だいたいのピッチはマウスピースの入れ具合で決まります。

 ご存知の通り、マウスピースを入れるとピッチは高くなり、抜くと低くなります。
 楽器のメーカーによって異なりますが、コルク部分の3分の1を残して入れてみてください。
 どちらにも対応できるようバランスよく入れておきましょう。

 この時、注意して確認してほしいのが、コルク部分とマウスピースの間に隙間が開いていないかどうか。
 ぶかぶかの場合、吹いているうちにマウスピースがどんどん、入っていていってしまいます。
 マウスピースが入るということはピッチが高くなってしまうということになります。

 コルクも消耗品です。
 そのような場合、コルクの張り替えをおすすめします。

 さて、ネックの準備ができたら楽器本体を組み立て、実際に吹いてみましょう!

■座り方

 吹奏楽の場合、座奏が基本ですね。
 皆さん、どのように椅子に座っていますか?

 まず、いつも通り座ってみましょう。
 そのままの姿勢で起立できますか?
 椅子の奥まで座り、寄りかかっているとそのままの姿勢で起立することは困難です。

 そのままの姿勢で起立できるということは、座っている間も両足にしっかり重心が置けるということになります。

 目安として椅子のだいたい3分の1の部分に腰掛けると丁度いいかと思います。試してみてください。

■チューニング

 練習前のチューニング。

 皆さんは普段どんなチューニングをしていますか?

 B♭だけでチューニングしていませんか?

 これもとても重要なことですが…B♭の音だけに重点を置きすぎて、他の音が全く合わないということになり兼ねません。

 簡単な音列を作って、音程の取り方を統一してみましょう!

 これから紹介するチューニングはあくまでも一例です。
 他にも沢山のアイディアがあると思いますがチャレンジしてみてくださいね!

<譜例1>

 これらはスラーで吹くこと、全ての音が同じ音量で鳴るということが基本です。

 ド→ソと吹く場合、アタックをしてしまえば必然的にドとソの音のバランスが同じになります。
 しかし、スラーで吹くと同じバランスで吹くことは難しい…
 指の動かし方、息の入れ方に注意し、なおかつ、前の音との音量のバランスを気をつけなければなりませんね。
 これをクリアすると、どの指でも同じ鳴り方にしようという意識が生まれてきます。
 サックスだったら、オクターブキーを押したレと真ん中のドでは抵抗感も違うはず…。

 自分の楽器の特性をよく理解した上でチューニングをしましょう。
 チューニングの早さよりも確実性です!

 しっかり歌い、指に頼らず、チューニングをしましょう。

 今日のセミナーはここまで!
 自分の楽器のメンテナンス、リード、リガチャーのセッティング…これらを気にして正しい姿勢(吹く姿勢と練習に対する姿勢)で、諦めず、コツコツとやることが大切です☆

 上達の近道はなかなかありませんが、ゆっくり確実にやれば必ず結果はついてきます。
 頑張ってください!

(2009.12.26)


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