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【コラム】

富樫鉄火のグル新
第13回 小沢一郎

ツィッターほど短くもなく、ブログほど個人的でもない、
同じような話題をグルグルめぐるけど、基本は最新の話題。グル新。



 たとえば、仮に、こんな吹奏楽部があったとする。

 ホルンの雄叫びが決めどころになっている課題曲があった。しかし、そのバンドは、どうにもホルンが弱く、力強い音が出ない。

 困った指導者は、トロンボーンやユーフォニアムあたりに、その部分だけ、こっそり、ホルンの譜面を一緒に吹かせることにした。部員は「課題曲を改変しては、まずいんじゃないですか」と一応いうのだが、指導者は「俺のいうとおりにしていればいい。師匠の田中角B先生だって、同じことをやっていたんだ」と退ける。

 あるいは、OBを呼んできて、本番当日、その学校の制服を着せてこっそり一緒に演奏させる。部員は「生徒以外を入れては、まずいんじゃないですか」と一応いうのだが、指導者は「俺のいうとおりにしていればいい。師匠の田中角B先生だって、同じことをやっていたんだ」と退ける。

 後日、それらが発覚し、その団体は失格となる。周囲からは非難が集中するが、指導者は「部員が勝手にやったことで、私は知らない」、さらには「コンクール真っ盛りの中で、このような指摘があったことに、意図的なものを感じる。私は徹底的に闘う」と開き直る。

 いまの小沢一郎って、これに似ていないか。

富樫鉄火(吹奏楽大好きの音楽ライター)

(2010.01.25)


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