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【英国ブラスバンド通信】
Vol.4

「バトリンズ・マインワーカーズ・
ナショナル・オープン・ブラスバンド・フェスティバル」

Butlins Mineworkers National Open Brass Band Festival

BPレポーター:多田宏江

▲プログラム表紙

 英国ブラスバンド通信第4回目は、1月23日、24日に行われました「バトリンズ・マインワーカーズ・ナショナル・オープン・ブラスバンド・フェスティバル(Butlins Mineworkers National Open Brass Band Festival)」のレポートをお届け致します。

 会場は、イギリス東岸の海に面した街「スケグネス」にある「バトリンズ」です。バトリンズはイギリスで有名なホリデービレッジ(休暇村)。コンテスト・リハーサル会場、宿泊所、レストラン、パブ等、全て揃った施設で、今年は約5千人が宿泊し、宿泊施設を利用しなかったお客様・プレイヤー等も含め合計約6千人が会場に集まったそうです。同じ週末にはマンチェスターにある、北王立音楽院で「Festival of Brass」が開催されました。ブラスバンドの大きな行事がダブルブッキングしても、約6千人集まるのですから、イギリスのブラスバンド強し!

▲昨年のエンターテイメントコンテスト写真が使われた、来年の宿泊予約のポスター

 コンテストの内容は23日が課題曲によるコンテスト(チャンピオンシップ・1st・2nd・3rd・4thセクション)、24日がエンターテイメント(チャンピオンシップ・セクションのみ)、ユース・セクションのコンテストでした。エンターテイメント・コンテストの司会は、BBCラジオ2の「リッスン・トゥ・ザ・バンド」のパーソナリティーとして有名なフランク・レントン氏が行いました。
  各セクション上位4位までに賞金、トロフィー等が贈呈されます。チャンピオンシップ・セクションは2日間の合計点数で順位が決まるため、課題曲もエンターテイメントも手が抜けません。またコンテスト名に「マインワーカーズ」とあるように、炭鉱出身のバンドでセクションの最高位のバンドにもトロフィーが贈呈されます。

▲指揮者と演奏順の間にあるMの欄にXとあるのが炭鉱出身バンドの印

 夜はコンテストに参加していない、招待を受けたチャンピオンシップ・セクション・バンドのコンサートや、シークレット・ライブのようなものも行われます。例年、北王立音楽院で開催される「Festival of Brass」はバトリンズの1週間後から2週間後に行われることが多く、普段はさらに多くのブラスバンド・プレイヤーがバトリンズに集結します。2年前に現役を引退した世界的に有名なソプラノ奏者「ピーター・ロバーツ」も、ここバトリンズのシークレット・ライブで現役に幕を閉じました。

▲宿泊者に配られるリストバンド
期間中のコンテスト・コンサートはこのリストバンドをつけていれば全て無料で聴ける

 バトリンズのようなホリデービレッジ(休暇村)で行われる代表的なコンテストは、他に10月に行われる今年35周年記念のコンテスト「ポンティンズ」があります。観光業界側からすれば、閑散期をうまく利用した行事ですし、演奏者にしてみれば、コンテストの後、帰りを心配せずに飲んで聴いて楽しめるコンテストと、聴きに来た演奏者の家族も含めみんなが楽しめる行事です。また、イギリスでブラスバンドを聴きに行きたい!と思っている日本の皆さんにも飛行機代+宿泊代ともに賢いブラスバンド旅行が出来るイベントと言えるかもしれません。

▲出店店舗数がもの凄い。楽譜も楽器もDVDもCDも、
ブラスバンドの欲しいものはすべてここで揃うと言っても過言ではない

<バトリンズ・チャンピオンシップ・セクション演奏団体 プログラム順> ( )指揮者
課題曲:ポール・ロヴァト・クーパー作曲「スリープレス・シティズ/SLEEPLESS CITES」

Co-operative Milnrow  (John Ward)
Desford (Russell Gray)
EYMS (Alan Morrison)
Flowers (Paul Holland)
Hatfield Powerfuel (Graham O'Connor)
Hepworth Cookson Homes (Ian Porthouse)
Redbridge (Jeremy Wise)
Virtuosi GUS (John Berryman)
Thoresby Colliery (Melvin White)
Wingates (Philip Harper)
Woodfalls (Gareth Pritchard)

 

◎イギリスの休暇村って何?と思われる方へ
(英国政府観光庁公式ホームページ日本語) >>> クリック


※バトリンズと表記しましたが、実際の発音は'ボ'トリンズに近く聞こえます。

 

■北王立音楽院(マンチェスター)で行われた「Festival of Brass」
毎年ブラスバンドの新しいレパートリーを生み出す世界初演曲が多く披露されるフェスティバル

<今年の主な演奏団体>

1月22日(金)

スケルツォ・ブラス(金管4重奏)
ブラック・ダイク・バンド

1月23日(土)

デイビット・チャイルズ・リサイタル
レイランド・バンド
コーリー・バンド
フォーデンス・バンド

1月24日(日)

北王立音楽院ブラスバンド、ブラスアンサンブル
ディビット・ソントンとグローブブラス(金管5重奏)
ブリッグハウス&ラストリックバンド
グライムソープ・コリアリー・バンド

■エンターテイメントのコンテストと言えば「ブラス・イン・コンサート」

ブラス・イン・コンサート2009は、2009年11月15日(日)に行われました。
プロモーションDVDトレイラー(50秒)をYoutubeで見ることが出来ます。


http://www.youtube.com/watch?v=0rJXDGta-8Y&feature=player_embedded

今バンドパワーで買える最新のブラス・イン・コンサートDVDは「ブラス・イン・コンサート2008」
レポーターもYBSで出場しています。是非ご覧ください!

http://item.rakuten.co.jp/bandpower/dvd-9388/

ハイライトで3枚組。3枚に収まりきらないようなコンサート&コンテストを濃縮したお得なDVDです。

(2010.02.24)

 
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