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【演奏会】

デヴィッド・チャイルズ
ユーフォニアム・ソロリサイタル

・・・ これは、やはりDNAのなせる業かもしれない!?

日時:2007年12月5日(水)
会場:大阪・豊中市ローズ文化ホー
レポート: 樋口幸弘(ウィンド・ナビゲーター)

  2007年12月5日(水)、大阪・豊中市ローズ文化ホールで行われたイギリスのユーフォニアム奏者デヴィッド・チャイルズのソロ・リサイタルを愉しんできた。

 彼の一家とは、1989年7月、デヴィッドの父ロバート・チャイルズ(愛称: ボブ)と叔父ニコラス・チャイルズ(同: ニック)の兄弟ユーフォニアム・デュオ“チャイルズ・ブラザーズ”が初来日した際、プログラム解説や司会を仰せつかって以来のつきあいだが、デヴィッドだけのソロを聴くのは、実はこれがはじめてだった。

 今や伝説となったスーパー・デュオが後を託す秘蔵っ子が一体どんなパフォーマンスをするのか興味津々で、席について早速プログラムを開く。すると、これが、思わず『オッ!?』と声を出したくなるようなかなり聴きごたえのありそうな内容。オリジナルを中心とした第1部には、フィリップ・スパークの「ハーレクイン」や「パントマイム」、ジョーゼフ・ホロヴィッツの「ユーフォニアム協奏曲」第2楽章、ピーター・グレイアムの「ブリランテ」などがズラリと並び、一転してクラシック第2部には、フンメルやマルチェロといったクラシックや歌曲、伝統的変奏曲が集められている。

 さすがはブラス・バンド王国イギリスのプレイヤーだ。ステージに登場したデヴィッドは、ブラス・バンドの指揮者のように曲ごとに解説をまじえ、聴衆とのコミュニケーションを図りながらステージを進めていく。これはいい。最初はやや押さえ気味に聞こえた演奏も、プログラムが進むにつれ、テンションが上がっていく印象で、ハイノートのアドリヴも全開!! これは、やはり先々代からのユーフォニアム一家という特別なDNAのなせる業か!? ややもすると堅苦しくなりがちなソロ・リサイタルで、エンターテイナーとしてぐんぐん聴衆を引き込んでいく。演奏後には、CD販売を兼ねた笑顔のサイン会。このサービス精神は、日本にもあっていいゾ!!

 『尊敬するプレイヤーは、父と叔父です。』と言ってはばからないデーヴィッドは、まだ20代後半。公演後、そのふたりの日本でのステージ写真(東京・こまばエミナース)をアルバムにして手渡すと、『わぉ!!』と歓声。ガッチリと握手をして、再会を誓った。

(2007.12.12)


■David Childs Euphonium Solo Recital Programme

ピアノ伴奏: 浅川晶子

【第1部】

Valflickansdans (Hugo Alven)

Harlequin (Philip Sparke)

Lento from “Euphonium Concerto” (Joseph Horovitz)

Grandfathers Clock (George Doughty)

Pantomime (Philip Sparke)

Brillante (Peter Graham)

【第2部】

Fantasy (J. N. Hummel)

Myfanway (Joseph Parry)

Sonata in F Major (Benedetto Marcello)

Theme & Variations (Gioacchino Rossini)

Carnival of Venice (Paganini / Arban)


(C)2007, Yukihiro Higuchi / 樋口幸弘
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