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東京都吹奏楽コンクール(大学・職場・一般の部)

日時:2007年9月2日(日)
会場:東京・府中の森芸術劇場
レポート:ブリュンヒルデちなみ(BP特派員)

東京都大会、大人バンドも盛り上がってました!

 みなさん、こんにちわ。またまた登場、元吹奏楽部員、いまではミーハー・オバサンのブリュンヒルデちなみです。

 前は、東京の地区予選・高校の部をレポートしましたが、いよいよ、その次の段階、東京都大会が始まりました。ここを勝ち抜ければ、最終ステージの全国大会です。

 私が注目している高校の部は、17日に開催されるんですが、その前に、大学・職場・一般の部――いわゆる大人バンドの大会が開催されたので、ひとまず、そこに行ってきました。

 結果は、BPからのリンクでおなじみ、「TBT'S HOME PAGE」http://www3.plala.or.jp/tbtknic/home.htm で確認していただきたいんですが、なかなか興味深い「戦い」でした。

■結成1年目のバンドが代表金!

 まず一般の部・6団体からは、リヴィエール吹奏楽団(指揮:佐川聖二)が代表金を獲得。

 でも……みなさん、この「リヴィエール吹奏楽団」って、知ってました? 私、初めて聞いたバンドでした。指揮の佐川さんはすでに有名な方だけど……。

 で、あとでネットで調べてみたら、なんと、昨年結成されたばかりで、この4月に第1回定期演奏会を開催したばかりのバンドなのよ! 驚いたわよ。豊島区や板橋区あたりが本拠地みたいなんだけど。

 東京の一般バンドっていうと、東京正人とか創価グロリアあたりが強豪で、もちろん今年も都大会に進出していたけど、それが、突然、結成1年目のバンドにさらわるんじゃ、まるで、わけのわからないうちに目の前を嵐が通り過ぎていったような感じじゃないかしらねえ。

 このリヴィエールの演奏した曲が、これまた初めて知る新曲で、鈴木英史作曲≪大いなる約束の大地〜チンギス・ハーン≫っていうのよ。これ、4月の同団の第1回定演で初演されたばかり、できたてのホヤホヤ。きっと同団の委嘱作品じゃないのかしらね。

 これがなかなかいい曲なのよ。いま朝青龍騒動で話題のモンゴルをテーマにした曲なんだけど、中間部で、モンゴル独特のメロディが、マーチというかフーガというか、「乱れ飛ぶ」って感じなのね。オバサン、断言しますが、この曲は、きっと来年以降、大ヒットすると思うわよ。


■実力拮抗の大学バンド

 大学の部、6団体からの代表金は、おなじみの難曲≪ハリソンの夢≫をこなした創価大学パイオニア吹奏楽団。

 しかし、東京の大学バンドって、実力が拮抗しているような気がしたわ。少なくとも私には、6団体中、4団体は、差が分からなかった。何しろ今年は、超強豪の駒澤大学が3出休みなので、チャンス到来の年なのよ。だから、どこも張り切っていたんだと思うわ。

 私は、立正大学が演奏した、ルーセルのバレエ音楽≪バッカスとアリアーヌ≫がすごく面白かった。これも初めて聴く曲で、指揮の佐藤正人さんの編曲らしいわ。惜しくも銀賞だったけど、曲のユニークさでは、大学中、ピカイチだったわよ。

■夢の対決を見たかった!

 さて、最近参加団体が激減して、その存在意義があれこれ言われている(らしい)職場の部は、5団体。ここも、強豪のNTT東日本東京が、今年は3出休みなので、チャンス到来の年よ。

 で、これはもう明らかに誰が聴いても、東芝府中吹奏楽団とソニー吹奏楽団の一騎打ちだったと思う。

 結果は東芝府中が代表金で、念願の全国大会初出場を果たした。おめでとうございます。私のようなオバサンには「東芝府中」って聞くと、子供の頃の「3億円事件」を思い出すわ。現金輸送中の3億円が強奪されて、結局未解決で時効になったミステリー事件だけど、あの3億円って、東芝府中の従業員の暮れのボーナスだったのよね。

 東芝府中は、超難曲、スパークの≪宇宙の音楽≫を見事に演奏してましたが、もう一団体、残念ながら銀賞だったけど、ソニーにも大注目。

 だって、ソニーの指揮者は、最近まで東京佼成ウインドオーケストラの副指揮者だった、小林恵子さんなのよ。今年の「吹楽」にも登場していたから、ご存知の方も多いでしょう。曲は、森田一浩さん編曲の≪サロメ〜7つのヴェールの踊り≫。プログラムに「未出版」とあったから、今回のための委嘱編曲じゃないのかしら。

 で、何で大注目かというと、この日の審査員の中に、東京佼成ウインドオーケストラのクラリネット奏者・大浦綾子さんがいたのよ。つまり、つい最近まで「指揮者&奏者」として一緒に演奏していた2人が、今度は、「審査対象の演奏者&審査員」の関係で、客席とステージにいるのよ。いったい、どんな気分なのかしら……。まあ、どちらも吹奏楽の世界では有名なベテランのプロだから、そんなこと、いちいち気にしてられないのはわかるけど、演奏開始直前、客席に向かって礼をした小林さんの視界には、2階正面にいる大浦さんが絶対に入ったと思うのよ。お互い、どんな気分だったのかしら……。聞いてみたいわ……。

 それから、もしソニーが代表金になっていたら、全国大会の会場で、これまたスゴイ対決が見られたはずなのよ。というのは、すでに東海支部の職場の部代表が決まっていて、おなじみヤマハ吹奏楽団浜松なんだけど、今年の指揮者が、なんと須川展也さんなのよ! そうよ、東京佼成ウインドオーケストラのコンサートマスターで、サクソフォーン奏者。もう、吹奏楽界の大スターよね。もちろん、小林恵子さんの指揮のもと、何度も演奏しているはずよ。その2人が、全国大会の舞台で、指揮者対決を演じたかもしれないのよ。

 ああ……私って、相変わらずミーハーね。でも、こういう楽しみ方もあっていいでしょ?

 さあ、9月17日には、小中高の都大会。みんながんばってね!

(2007.09.03)

【コンクール情報はこちらをチェック】

2007年度コンクール情報&結果(TBT's HP)
出た出たデータ吹奏楽コンクール編(W.T.宮城)



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