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Tuba Group S's 3rd Concert

普段はなかなか聴く機会のないテューバアンサンブルを堪能!

 春の日の気持ちよい風が吹く中、「Tuba Group S's」のコンサートを聴きに行きました。出演者はテューバ奏者が6人にピアニスト1人。少々マニアックに感じるかもしれませんが、メンバーは主宰の佐野氏のお弟子さんや東京近郊を中心に活躍されている方ばかり。どんな演奏をしてくれるのかな〜、と楽しみにしていました。
 オープニングはテューバアンサンブルでグリーグの「組曲ホルベアの時代より前奏曲」。この曲とアンコールで演奏された「エニグマ変奏曲」は、テューバアンサンブル5のアレンジでもお馴染み大城衝氏によるもの。さすが、テューバとメンバーを知り尽くした彼
ならではのアレンジと仕上がっていました。
 その後は、ソロ曲をテューバ6人が順番に演奏されていきました。そのトップバッターはS'sで唯一の女性で、東京音楽大学を卒業し
たばかりの寺山香澄氏。彼女の音抜けの素晴らしさ、そして美しいハイトーンで奏でるシューマン「アダージョとアレグロ」は、観客
を圧倒させました。素晴らしい!2番手は、確実な技術力を感じさせるカステレーデの「ソナチネ」を聴かせてくれた大城衝氏。3番
手はヴィヴィットブラスの国木信光氏によるテレマンの「無伴奏フルートの為の12のファンタジー」。ふくよかな音色がとても魅力的
でした。
 休憩をはさんで、コンサート第2部の初めは、東京金管5重奏団の仲村淳氏によるパーシケッティの「セレナーデ第12番」。演奏前から仲村氏のおちゃめなパフォーマンス(その場にいた人しかわからない 笑)で会場を和やかな雰囲気に…。そして歌心あふれる演奏にうっとり。
 5番手は陸上自衛隊中央音楽隊の秋岡一夫氏によるシュミットの「ソナタ」。しっかりとした作品構成に加えて安定感のある演奏で、聴衆を魅了していました。
 ソロの部のラストはS's主宰 佐野日出男氏によるガリアルドの「ソナタ第5番」。素晴らしいテクニックは言うまでもなく、美しいハイトーン、自然でなおかつ説得力のある歌い回しに感動!!!
 そしてプログラムの最後は佐野・仲村・秋岡・国木、の4名によるスティーブンスの「マンハッタン組曲」。この曲はユーフォニア
ム・テューバカルテットで演奏される機会が多いだけあって、1stテューバは音域が大変高いのですが、そんなことは全く感じさせずに
鮮やかなプレイをされた佐野氏。そして、息のあったアンサンブルはカッコよかったです!! テューバは、低い音域とそのふくよかな音色の為、オーケストラや吹奏楽等では、ハーモニーの大黒柱を担うことが多い楽器ですが、それだけではなく機動力もあり表現豊かに歌いあげられる楽器なんだなぁ!と改めて感じました。
 また、一晩にして6人の個性をしっかり感じ取れ、なかなか聴く機会のないテューバアンサンブルも楽しめるS'sのコンサートはとってもお得感が★
 今回は久々のコンサートとのことでしたが(なんと11年ぶりだったらしい)また近々やってくれそうですヨ。今回聴き逃した方も、次の機会はぜひ!!S'sの皆さん、次回も楽しみにしてます!!


プログラム(全曲初演・編成:全曲 Eup.2 Tub.2)

1.組曲ホルベルグの時代より序曲(E.H.グリーグ/大城衝.編)6重奏

2.アダージョとアレグロ op.70 (R.シューマン)
  テューバ独奏 寺山香澄 ピアノ 大堀晴津子

3.テューバとピアノの為のソナチネ(J.カステレード)
  テューバ独奏 大城衝 ピアノ 大堀晴津子

4.無伴奏フルートの為のファンタジア(G.P.テレマン)
  テューバ独奏 国木伸光
 
5.無伴奏テューバの為のセレナーデ12番 (V.パーシケッティ)
  テューバ独奏 仲村淳

6.テューバとピアノの為のソナタ(W.シュミット)
  テューバ独奏 秋岡一夫 ピアノ 大堀晴津子

7.ソナタ第五番 (J.E.ガリアルド)
  テューバ独奏 佐野日出男 ピアノ 大堀晴津子

8.マンハッタン組曲(J.スチーブンス)
  4重奏1st佐野 2nd仲村 3rd秋岡 4th国木

アンコール:エニグマ変奏曲より第10変奏 (E.エルガー/大城衝.編)6重奏

(2007.06.05)

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