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ウソ、マジ? ホントに・・・
あのピーター・グレイアムがバンドにやってきた!

■きっかけはシカゴで・・・

 2005年12月にシカゴで開催されたミッドウエスト・バンド・クリニックに参加した私は、350もの出版社などが展示されている広大なブース・フロアの中で、グラマシー・ミュージックのブースを探した。
 私たちのバンドが3月の定期演奏会で演奏する“ザ・レッド・マシーン”の作曲家であるグレイアム氏に会うために。
 グレイアム氏は、もの静かにたたずみブースを訪れる吹奏楽関係者にていねいに応対していた。英語が満足に話せない私は楽譜を指差しながら、彼に片言で「今度、あなたのこの曲を演奏会でとり上げるのですよ。大変難しいですね。」と身振り手振りを交えながら、伝えた。
 すると彼は、私の参加者名札を指差しながら「あなたは、日本の大阪から来たのか? 実は2月に大阪へ行く予定があるんだよ」・・・私は驚くと同時に自分の英会話では確かそう聞こえたが自信がなく「シーユーアゲイン」と言い名刺を渡すので精一杯だった。

■夢が実現

 年も明け、スケジュールのあわただしさから渡米した事もすっかり忘却のかなたにあった私にグレイアム氏が来日すると言うニュースが飛び込んできた。加えて、シカゴでの約束どおりお前に会いに行く、と言ってくれているとのこと。社交辞令と思っていたあの時のあいさつであったが、スコットランド紳士である彼は憶えてくれていたのだ。来日した翌日のわずかなスケジュールをぬって、彼は私のバンドまでわざわざ足を運んでくれたのである。

■自らバンドを指揮して

 来日の3日前にスケジュールが判明してから、我々には十分な準備をする時間もなく、素顔のバンドを見てもらおうと、開き直りで彼の訪問を待った。

 作曲者を目の前にして極度の緊張の中、まだまだ十分にさらえていないながらも懸命に我々が演奏する姿を見て彼は「高校生がここまで頑張っているのは母国では考えられない、素晴しい演奏だ」とおほめの言葉をいただき、メンバーはホッとすると同時に肩の荷が下りたように緊張感がほぐれた。

 その後、グレイアム氏自らが指揮台に上がり、アナリーゼをしながら指揮をしていただいた。この曲のエンディングに隠された秘密、コーダに出てくる鐘の正体、効果的な演奏方法など、作曲者でなければわからないエッセンスを2時間のあいだ熱く語っていただいた。その指揮ぶりは大げさではないものの的確で、最後には大変情熱的な仕上がりとなった。

■合奏を終えて

 練習終了後はグレイアム氏を質問攻めにし、最後は彼を囲んで記念撮影と緊急サイン会の実施。メンバー1人ひとりにイヤな顔ひとつせず、握手をしながらサインをしてくださった。3月の定期演奏会では、彼に教えていただいたことを守りながら、熱い演奏をしてその録音をマンチェスターへお送りすることを約束し、お見送りした。本当に夢のようなひと時であった。


※ということであれば、これはぜひとも、ピーター・グレイアム直伝の指導を受けた「レッド・マシーン」の生演奏をその耳で確かめてみないとね。演奏会は以下の通り。要注目です!

向陽台高等学校ウィンドバンド
 第47回定期演奏会


【日時】 2006年3月11日(土)

【昼の部】 午後2:00 開演
【夜の部】 午後6:00 開演

【場所】大阪 ザ・シンフォニーホール
【交通】JR大阪環状線 
     福島駅より徒歩5分
【料金】1000円
【曲目】
○ザ・レッド・マシーン/グレイアム
○リシルド序曲/パレ
○カルメンファンタジア/ビゼー
○マーチ・アルバム

【問い合せ】担当者 向陽台高等学校吹奏楽コース
TEL 072-640-0680
FAX 072-643-6365
E-Mail suisou1@koyodai.ed.jp
HomePage http://www.koyodai.ed.jp

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