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シエナ・ウインド・オーケストラ 特別演奏会
≪トランペットの祭典≫

日時:2005年10月14日(金)19:00〜
会場:横浜みなとみらいホール
指揮:下野竜也
ゲスト:エリック・ミヤシロ(トランペット)
レポート:東京 事変(BP特派員)

◎この感動&興奮はいつまでも続く!これを聞いたら眠れない!
 今日のコンサートの感想を表すと、こんな感じです(笑)
 とにかくやばかったです。
 なにがやばいって、シエナが、エリックが、僕自身が!!!

 僕は今までシエナの演奏はCDでしか聴いたことがなくて、生の演奏はこれが初めてでした。なので1曲目からもう驚かされちゃいましたよ。
「サモン・ザ・ヒーロー」題意は「出てこいヒーロー」と言う感じだそうですが、まさに“シエナ”という音のヒーローが僕の目の前に現れたじゃないですか!
1曲目から泣いちゃいましたよ・・・。

 2曲目の「オクトーバー」では、1曲目と打って変わってせつないムード。
そんなに難しい動きや技術が必要な曲じゃないと思うのですが、逆にピッチや音の入りや切り、それが完璧なまでに要求される曲だと思います。
シエナはそれすらも、軽くこなしてしまう! 聴いていて心地よかったです。

 話は変わって第2部ですが、ここでついにエリック・ミヤシロ氏登場!
ステージには形の違うトランペットが何台も。

 今回は副題に「トランペットの祭典」とあるように、これを目当てに来たお客さんも少なくないはず。
 エリックさんの音色にはもうほれぼれ。
「マカレナ」で超ハイトーンを出し、きらびやかな音で客席を圧倒すると、「スペイン」で柔らかく温かい音色で心をなでる。

 第2部の中でも注目曲「〈シェルブールの雨傘〉によるジャズの歴史」は今日ここでしか聴けない代物。何分間という短い時間の中で、ジャズの何十年間という長い歴史が目に浮かぶようでした。

 そこでは、エリック氏が年代毎(スタイル別)にさまざまなトランペットを吹き分けるのですが、どのトランペットもすばらしい音色。これをすべて吹き分けるなんて・・・。
きっとエリック氏はトランペットが大好きなんでしょうね。

 そして、世界に1本しかない「メドゥーサ」というトランペット。しっかりと目に焼き付けてきましたよ!

 形はベルが3本付いていて、2つのベルにそれぞれ違うミュートをつけて、もうひとつのベルはそのまま。ひとりで、ひとつの楽器で、かけあいができるのです!
 エリック氏は「友達が少ないので・・・」といっていました(笑)
それも今回でしか見ることのできない貴重な体験のひとつでした。

 それにしてもシエナはやっぱりスゴイ。
 第2部はエリック氏がメインだけど、それを邪魔せずしかも全体をしっかりと保つ。

それもシエナにしかできない芸当でしょうかね。

第3部の「シンフォニエッタ」はバンダと呼ばれる金管別動隊がステージ後ろ観客席の所にいて演奏する、といった特殊な編成となっていました。
第1楽章はバンダだけの演奏で、それもまた良かったのですが、第5楽章でバンダとステージのバンドが合体した時は、なんとも言えない臨場感。
バンドの演奏に効果的にはいるバンダがまた刺激的なスパイスになっていました。

(※編集部注>なんと、このバンダには、あの世界のユーフォニアム奏者・外囿祥一郎ものっていただよねー。なんとゼイタクな!)

1・2・3部すべて終了しても鳴り止まない拍手。

 僕も、もっと聴きたいという思いで拍手をしていると、なんとエリック氏が再度登場! これには観客の熱気も最高潮に!!

 アンコールはもうすごかった。その演奏のテンションもすごいですが、終わったあとの観客のテンションが・・・。
曲が終わった瞬間、待ち構えて多様な拍手!そして歓声!!
僕も体自然に動き、このなんとも言えない感じが心に湧き上がってきました。

 シエナ恒例の観客を混ぜた星条旗もすごかった。

 僕はそのことを知らなくて、参加できなかったのですが、とにかくお客さんと一体になってできるなんてシエナしかないですよ。
 もう、一緒に吹いてる人も聴いてる人も笑顔爆発。

 今日一日で、興奮し感動し泣き笑った。
 音楽の力ってこんなにすごいものなんだ、とあらためて実感させられるコンサートだった。

 そしてまた、僕もそんな人を感動させることのできる音楽を作りたいと思いました。

 初めて行ったシエナのコンサートですが、もうまた行きたくなりましたよ。
CD出たら即買いますよ。もうシエナの大ファンです(笑)

 今日この貴重な体験が出来たのはBPさんのおかげです。
 本当にありがとうございました。


【プログラム】

第1部
○サモン・ザ・ヒーロー:J.ウィリアムズ作曲(arr.ラヴェンダー)
○オクトーバー:E.ウィテカー
○吹奏楽のための「神話」〜天の岩屋戸の物語による:大栗裕

第2部〜エリック・ミヤシロ氏を迎えて〜

○マカレナ
○「シェルブールの雨傘」によるジャズの歴史
○スペイン、他

第3部
シンフォニエッタ:ヤナーチェク作曲(arr.上埜孝)


シエナ・ウインド・オーケストラHP http://www.sienawind.com/

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