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横浜開港祭 チャリティー吹奏楽コンサート
ザブラスクルーズ2005

日時:2005年6月5日(日) 12:40〜
会場:横浜みなとみらい大ホール
レポート:T.A.
今年は高校生特集。若さあふれる演奏に感激!
 日本吹奏楽発祥の地、横浜を記念して2000年より始まったこのコ ンサートも今年で6回目を迎え、横浜みなとみらいホールは過去最高の集客(約1800名)でにぎわいました。このコンサートは、地元横浜や神奈川県内よりも他県からの来客が多いそうです。特に今年は全国大会レベルの高校生バンドが初登場ということや、支援企業等による招待キャンペーンやインターネットでの宣伝の効果でしょうか、ますます前 評判が高かったように思われます。場内は満席に近く、チケットの安さも手伝って中高生の姿も多く見受けられました。


 会場に入るとホール内には波の音とカモメの声が・・・。これは港町横浜らしい演出で、ちょうど開演の時間に船の霧笛が「ボーッ」と鳴り、コンサートの始まりをワクワクさせてくれました。ステージ後ろに見える「錨」も味な演出です。

1.雀宮ユースバンド:本牧山-妙香寺賞、自由民主党総裁賞受賞

・祝典のための前奏曲 / E.グレッグソン
・コルネット独奏「ファシリータ」/ J.ハートマン
・行進曲「ヴァルドレス」/ J.ハンセン
・タイム・フォーピース / P.グラハム
・シュトラウスファンタジー / G.ラングフォード
・アウェイ・イン・メインジャー(アンコール)

 コンサートの始まりはブリティッシュ(英国)スタイルのブラスバンド です。メンバーは小中学生から社会人まで、と幅広い年齢で構成されています。2005年11月23日に行われる「横浜開港祭 ザブラスクルーズ ブラスバンド チャンピオンシップ2005」に先駆けて日本ブラスバンド連盟推薦による展示演奏だそうです。 金管楽器特有の「柔らかい音色」に加えて、各楽器のソロも大変見事でした。


2.横浜創英中学高等学校吹奏楽部:神奈川県教育長賞受賞

・行進曲「木陰の散歩道」/ E.F.ゴールドマン
・世俗カンタータ「カルミナ・ブラーナ」
 / C.オルフ
・ライオンキングメドレー / E.ジョン


 地元横浜を代表して登場したこの学校は何と「部員180名」だそうです。ステージから溢れそうなメンバー! 楽器を持っていないメンバーもいます。 今回は「吹奏楽と歌の融合」をテーマにプログラミングをしたと言っていましたが、演奏した3曲にはどれも「声」が入っているのです。特に驚いたのが 「カルミナ・ブラーナ」。古いラテン語やドイツ語の歌詞をどうやって覚えたのでしょうか?


3.東海大学付属高輪台高等学校吹奏楽部:横浜市長賞受賞

・「パクス・ロマーナ」/ 松尾善雄
・楽劇「サロメ」より7つのヴェールの踊り / R.シュトラウス
・Mr.インクレディブル / M.ジャッシーノ
・ラテンスペシャル21!! / 檜貝道郎(編)
・アルセナール(アンコール)


 赤いブレザーで登場したこの学校も部員が100名を越えているらしい。「少子化」なんて言葉はいったいどこへ行ってしまったのかという感じです。最初の2曲の完成度が非常に高いのに驚きですが、このバンドの魅力は後半! 生徒も先生も元気いっぱいなので、ポップスが聴き応え充分ですね。演出(ステージング)にも大変凝っていて、見応えも充分でした。


4.埼玉栄中学高等学校吹奏楽部:神奈川県知事賞受賞

・行進曲「ツェッペリン伯爵」/ C.タイケ
・狂詩曲「ショパン エチュード」/ 宍倉晃(編)
・喜歌劇「こうもり」序曲 / J.シュトラウス

 高校生シリーズの最後は「伝統ある響き」でホールを満たしました。
先生の趣味でしょうか、前半の学校にあったような「歌」や「踊り」は無く、選曲もシブイ! 美しいサウンドと音楽的な表現を一貫して目指していました。こうやって学校ごとの「個性」が一度に味わえるのもこのコンサートの魅力です。


5.洗足学園音楽大学Sウィンドオーケストラ:文部科学大臣賞受賞

・組曲「展覧会の絵」/ M.P.ムソルグスキー
・国民の象徴(アンコール)


 プログラムの最後は昨年の「ブリティッシュブラス」に続いて2度目の登場である洗足学園がつとめました。音楽大学生の中でもオーディションによって更に選抜された学生で構成されたバンドなので「音楽として安心して聴ける」レベルだと感じました。 前に演奏した高校生には申し訳ないけど、さすがに音楽教育を受けている大学生との「違い」をはっきりと聴いていて感じることが出来ました。指揮者の個性とも相成って、音像がはっきりとしたとても立体感のある演奏は見事でした。

 コンサートを全部聴いての感想は「凄い!」の一言です。はたして吹奏楽とは「音楽教育」なのか?「学校教育」なのか? 特にコンクールバンドに おいては・・・ところが高校生の皆さんは大人達のそんな悩みも吹き飛ばすくらいの勢いで充分ステージを楽しんでいました。

 2006年は6月4日に開催される予定だそうです。また、新企画として 一般公募によるフェスティバルバンドも結成し、ステージに乗るそうです。 ますます盛り上がりを見せるブラスクルーズにこれからも注目ですね!

ブラスクルーズ公式HP  http://www.the-brass-cruise.org/

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