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亜細亜大学吹奏楽団
サマー・コンサート in 川口
雲井氏とバンドとの信頼関係の強さが感じられ
我を忘れて聴き惚れてしまった・・・

雨が降りそうで降らなそうなモヤッとした天気の中、亜細亜大学吹奏楽団のサマー・コンサートを聴きに川口駅から少し離れた川口市民会館に行ってきました。

今回は、サクソフォーン・プレイヤーとして有名な雲井雅人氏の指揮による亜細亜大学吹奏楽団の新しい第一歩ということもあり、大変注目に値する演奏会となりました。
いったいどんな音を聴かせてくれるのか、否が応にも期待が高まります・・・。

▲写真をクリックするとフォトアルバム

そんな中、ついに1stステージが開幕。
オープニングを飾ったのは「アルヴァマー序曲」。
定番曲ではあるものの、
亜細亜ならではのパリッとした
金管の音が見事にハマってます!
またアンサンブルとフレーズ感も素晴らしく、
ただ勢いだけでは終わらせない見事なオープニングを聴かせてくれた。

2曲目に2004年度コンクール課題曲より「吹奏楽のための「風之舞」を演奏した後、
続く3曲目は藤井修の「鳥たちの神話」。
全体的に各パートの音量バランスもよく、
広がりのある雄大なサウンドを体感できた。

特に、なんと言っても冒頭、
トランペットとホルンのアンサンブルからTuttiへの流れで
世界が一気に広がっていく様は圧巻だった!
のっけからやられてしまいました。

続いて雲井氏がSaxを持って登場の4曲目は、
A.リード作曲のサクソフォーン・コンチェルト「Siciliana Notturno」。

美しくゆったりとした曲だが、
雲井氏の優しくも艶やかな音色とその表現力に
完全に引き込まれてしまった! 惚れた〜。
そして、バンドとの一体感も素晴らしいものがあり、
雲井氏とバンドとの信頼関係の強さを感じられた。
我を忘れて聴き惚れてしまう、素晴らしい演奏だった。

続いては1stステージのトリとなるA.コープランド作曲の「The Red Pony」。
オシャレな曲で選曲的にはとても興味深かったが、
ここにきて急にピッチが悪くなってしまった・・・。
せっかくのトリなので、
曲前に充分なチューニングを入れても良かったのではないかと思う。
また練習不足だったのか、全体的にハラハラしてしまう展開だった。
しかし、このようなオーケストレーションのうすい箇所が多い曲でも
しっかり聴かせられるようになれば、またひとつ上の次元に進めることは間違いない。

そしてアンコールでは前曲でのうっぷんを晴らすかのごとき(?)
若さ爆発ブリランテな「美中の美」を披露し、1stステージが終了となった。


さて、休憩中にどこからともなくスネアを鳴らしながら団員が登場し、
ロビーにてスネア部隊のロビー・コンサートが行なわれた。

突然の開始に喫煙所の人々も急いでタバコを消してかけつける。
自分も急いで客席にカメラを取りに行ったのですが、
再びロビーに顔を出した頃には彼らは疾風のように去ってしまっていた。
間に合わず・・・。

それにしても休憩中と言えども気が抜けない亜細亜大学。
なかなかやってくれます。

休憩があけての2ndステージは、
ロビコン効果で期待の高まるステージ・マーチング・ショウ!
そして、今回のモチーフは、うおっ「リバーダンス」!? 
にくいぜコンチクショウ!

さほど人数が多いわけではなかったのでどうなることやらと思ったが、
この日のバンドにそんな心配は無用だった!!
躍動するリズムに、「この人数で!?」と耳を疑うほどの大迫力のサウンド!
まさに若さ爆裂ブリランティシモなのであり、
会場をヒートアップさせたまま惜しまれつつ演奏会は幕を閉じたのであった。

演奏会全体を通して本当に表現力がすばらしく、
ちょっとしたミスやピッチが改善されれば、
どれも世紀の名演になったのではと感じるくらい。
モヤッとしたこの日の空が、
日本晴れになってしまうくらいの大きな可能性を感じることができた。

また、今回が指揮者デビューとなり、
1stステージではM-4「Siciliana Notturno」以外の曲でタクトを振るった雲井氏は、
デビュー戦とは思えない指揮っぷりで、
何よりバンドにとって吹きやすそうな指揮だったことが大変印象深かった。
バンドにとっても収穫の多いステージになったのではないでしょうか。

さあ、今後の伸びに期待大、今年の亜細亜は一味違いますよ!!

■BP読者のために、主将の吉野君よりコメントを頂くことができました!

・・・・・・今回の演奏会を終えて一言!

吉野:今回の演奏会にご来場いただいたお客様、
OB・OGの皆様には良い演奏会だったと称賛いただきましたが、
今回の演奏会は私どもにとっては指揮者の雲井雅人先生と歩み始めた第一歩です。
夏に控える吹奏楽コンクールに向け、
雲井先生とともに私ども学生一同、最高に楽しい音楽をするため、
一歩一歩歩んで行くつもりです。

・・・・・・次回の演奏会に向けての意気込みをどうぞ!

吉野:2004年12月12日には定期演奏会を行ないます。
今回、私どもは第40回の定期演奏会を迎えます。
いろいろと企画は考えていますが、
今の私どもの、私どもにしかできない音楽をお聴かせできるよう努力していきます。

・・・・・・次回演奏会の見どころ、ウリなどを教えてください。

吉野:曲目はまだ未定ですが、今回、吹奏楽コンクールの自由曲で
ハワード・ハンソン作曲、組曲「メリ-・マウント」を選びました。
この曲は私どもがとても好きな曲なのですが、
制限時間のため(コンクールでは)カットして演奏せざるをえません。
作曲者の伝えたい想いをカットしてしまうのです。
その供養のため、(定期演奏会では)ハンソンさんの曲を一曲やりたいと思っています。

次回の演奏会は私を含めた卒団生の4年生と短大2年生にとって、
雲井先生を始めとするコーチの方々と、後輩たちと、
亜細亜大学吹奏楽団での最後の演奏会です。
よりhappyな音楽をお聴かせしたいと思います。

★亜細亜大学吹奏楽団 第40回定期演奏会

日時:2004年12月12日
会場:武蔵野市民文化センター
プログラム:未定

そんなわけで、12月はバンドの1年の進化を見届けに、
亜細亜大学吹奏楽団の定期演奏会に行くべし!!


■プログラム
【1stステージ】
・アルヴァマー序曲/J.バーンズ
・吹奏楽のための「風の舞」/福田洋介
・鳥たちの神話/藤井修
・SICILIANA NOTTURNO/A.リード
・THE RED PONY/A.コープランド
・美中の美/J.P.スーザ(アンコール)

【2ndステージ】
Stage Marching Show 2004 "Splash of Light"

・OPENER/Cloudsong・Riverdance
・PART ONE/The Heart's Cry・Woman of the Side
・PART TWO/Lift the Wings・American Wake
・FINALE/Home and The Heartland・Riverdance

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