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倉敷市民吹奏楽団グリーンハーモニー 
第34回定期演奏会レポート
日時:2004年4月29日(木) 14:00〜
会場:倉敷市民会館大ホール
レポート:ポチの友達

先日、バンドパワーHPで実施されたチケット・プレゼント企画に当選し、さっそく演奏会に行ってきました。グリーンハーモニーの演奏会を聴くのは一昨年以来で、その際にバーンズの「交響曲第3番」を演奏したことが、今でも非常に印象深く心に残っています。

今回の演奏会ではアッペルモントの交響曲第1番「ギルガメッシュ」を全曲演奏すると聴きき、いても立ってもいられずにチケット・プレゼントに応募しました。
CDでこの曲を初めて聴いた時は、アマチュアのバンドには演奏不可能だと感じましたが、機会があれば、ぜひ生で聴いてみたいと思っていました。しかし、プロの演奏会でもなかなか取り上げられず、この曲を生で聴くというのは叶わないことと思っていました。

期待に胸をふくらませ倉敷市民会館に向かいました。

期待の交響曲第1番「ギルガメッシュ」。
演奏の前に指揮者の方が、この曲を取り上げるにいたった経緯を説明して下さいました。
「新しい音楽にチャレンジし、いつまでも活動を新鮮なものとしたい」・・・旨のことをおっしゃっていました。この指揮者の思いにメンバーも応えようと、この曲を演奏することに決定したそうです。この、楽団の思い入れを聞くと嫌が応にも期待が高まってきました。

そして演奏が始まりました。

おどろおどろしく始まる第1楽章、途中激しい場面を経て、英雄的な旋律と目まぐるしく変わる場面の移り変わりが素晴らしいと感じました。そして技術的に困難で苦戦が予想された第2楽章前半は私の不安が杞憂であり、メンバーの皆さんの努力に感銘を受けました。そして美しい旋律の第2楽章後半は、倉敷市民吹の本領発揮でした。

第3楽章は軽快に演奏されていました。
非常に難しいことはCDを聴いてわかっていましたが、木管の方はこともなげに演奏されていました。また、ここに至るまでハイトーンの連続の金管の方々も不安定さはなく、難所を次々と吹きこなしていく様は圧巻でした。

そして第4楽章、ユーフォニアム、ビューグルのソロはミスもありましたが、息の長いフレージングと柔らかく、しかし決して輪郭のぼやけない演奏は説得力がありました。
そして中間部のソプラ・ノサックス、オーボエの各ソロは音色、フレージングとも申し分ない演奏でした。

後半のコラールは、金管陣に若干の疲れがみえましたが、なんとか持ちこたえていました。そしてエピローグ、疲れ果てたギルガメッシュの様子を表しているこの部分も決して緊張感は途切れることなく演奏を終了しました。

演奏時間25分を超えるこの難曲、細かなミスはありましたが、メンバーの皆さんのハートのこもった演奏、消え入るような終曲に思わず拍手することさえためらわれました。

演奏終了直後の会場の静寂と、その後わき上がるように起こった拍手。
会場の他のお客さんも私と同様に感じられていたのだと思います。

メンバーの皆さんと倉敷市民会館のホールで同じ時間を共有できたこと、本当に充実した時間でした。来年は、ぜひともチケットを購入して、また皆さんと同じ時間を共有したいと思います。

素晴らしい演奏をありがとうございました。




〜プログラム〜
・交響曲第1番「ギルガメッシュ」:ベルト・アッペルモント
・喜歌劇「メリー・ウィドウ」セレクション:フランツ・レハール
・歌謡グラフィティ、他

■倉敷市民吹奏楽団グリーンハーモニーHP
http://www.greenharmony.net/

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